ワックスは3~4ヶ月ほどで初期に比べて見栄えや光沢感は落ちてきますが、床を傷や水分などから守る機能はこの期間で失われるわけではありません。またメンテナンスのサイクルが長いワックスもあります。きれいな状態を保つために必要なお手入れ方法を行うようにしましょう。
ワックスをかけた床の普段のお手入れ方法は乾拭きです。ホコリやゴミなどは掃除機で取り除き、取りきれないホコリなどは乾いた雑巾やクイックルワイパーを使って拭き取りましょう。薬品が付いたシートや科学雑巾などは床がベタ付いてしまったり、ワックスをきれいに塗れなくなってしまうため、あまりお勧めはできません。
それでも取れない飲食物、油性マジックなどの汚れの場合は床用の中性洗剤を水で薄めて、固く絞った雑巾やタオルで拭いて汚れを落とし、その後水拭きと乾拭きをするようにしましょう。汚れによってはベンジンなどを使う必要がありますが、直接床に撒いてしまいますとせっかく塗ったワックスが剝がれてしまいますので、注意してください。
半年に1回ほどの塗り直しと、5年に1回ほどの専用剥離剤を使った塗り直しを行うと、きれいなフローリングを保つことができます。
剥離剤はホームセンターでも手に入りますが、間違った使い方をしてしまいますと、せっかくきれいに塗ってあるワックスの質を損なうことも考えられます。購入する時はお店でよく相談、確認をしてからの使用をおすすめします。
長年塗り続けたワックスはなかなか取れず、ワックスがけと同じくらい根気が必要になります。
天気の良い日に、風通しをよくして行うようにしましょう。